MIDIデバイスを使ってリアルタイムレコーディングしてみよう

使い方ガイド

DJ ちゃんリヴ
DJ ちゃんリヴ

マウスでポチポチ入力していくの、なんかしんどい…

いくた
いくた

MIDIキーボードとかを使って、MIDIレコーディングするっていう手もあるよ!

MIDIノートエディタでマウスを使って一音一音打ち込んでいくのは大変です。

Ableton Liveではマウスを使ったMIDI入力以外にも、MIDIデバイス(MIDI機能のあるキーボードやパッド、ウインドシンセサイザーなど)を使って、リアルタイムでレコーディングしてMIDI入力していくこともできます。

ここではMIDIデバイスを使ったMIDIレコーディングの方法について見ていきます。

MIDIレコーディングの準備

MIDIレコーディングにあたって、まずはその準備をしていきましょう。

MIDIデバイスの接続

MIDIレコーディングの前に、MIDIデバイスをパソコンに接続し、Ableton Liveに認識させておきましょう。

接続方法については下記をご覧ください。

いくた
いくた

MIDIデバイスをお持ちでない方は、「コンピューターMIDIキーボード」機能を使ってMIDIレコーディングすることもできます!

テンポと拍子の設定

レコーディングのテンポを設定しましょう。テンポの設定は画面上部から可能です。

テンポ

既定では「120」になっていますが、ここをクリックして任意の数値に設定することができます。

続いて、拍子を設定します。拍子は「4/4」と書かれているところです。

拍子

メトロノームの設定

最後に、テンポのタイミングに合わせてレコーディングするために、メトロノームをオンにしておきましょう。

メトロノームは、同じく上部の「⚪︎⚫︎」のところをクリックするとオンになります。

メトロノーム
「カウントイン」の設定もしておこう

デフォルトでは録音ボタンを押すとすぐに録音が開始されるので、冒頭の録音が間に合わないといったことが起こります。

「カウントイン(猶予時間)」を設定しておくと、録音ボタンを押してもその猶予時間が来るまで録音は開始されません。

カウントインの設定はメトロノームボタンにある▼から可能です。

カウントイン
次へ

設定画面内の「カウントイン」のところで猶予時間の長さを選ぶことができます。

カウントイン

「1 Bar」が1小節、「2 Bars」が2小節、「4 Bars」が4小節の猶予になります。通常なら「1 Bar」で良いと思います。


設定画面ではその他、「サウンド」のところでクリック音を変えたり、「リズム」のところでクリック音のタイミングを変えることもできます。

その他、メトロノームがオンになっていると、録音時だけでなく通常の再生時でもクリック音が鳴りますが、「録音中のみ有効」にチェックを入れておくと、再生中にメトロノームのクリック音が鳴ることはありません。

録音中のみ有効

録音時と再生時のオン/オフの切り替えが面倒な場合は、ここにチェックを入れていても良いと思います。

MIDIレコーディングしていこう

では実際にレコーディングしていきます。

セッションビューの場合アレンジメントビューの場合では少し異なるのでそれぞれ別々に見ていきます。

セッションビューの場合

セッションビューでレコーディングを開始するには、まずは「Monitor」のところを「Auto」にし、鳴らした音が聴けるようしておきます。そして録音アーム(準備)ボタンを押します。

録音
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そうすると、スロット内の先頭部分が⚫︎に変わります。こうなっていると録音可能状態を示しています。

録音
次へ

どのスロットの⚫︎でも良いので、ここをクリックすると録音が開始され、MIDIノートエディタに録音した内容が反映されます。

録音
次へ

録音を停止するには上部の停止ボタンを押します。

停止ボタン
いくた
いくた

Spaceキーでも止まります

ループの長さとフレーズの長さは合わせておこう

例えば4小節のループを作ろうとMIDIレコーディングした場合、次のように微妙に4小節を超えてしまったとします。

MIDIレコーディング

この状態にしておくと、このループは「4小節+α」の長さになるため、2ターン目のスタートが微妙に遅れてしまいます。

ですので、きれいに目的のループの長さ(この場合4小節)になるようにMIDIノートを短くして、ループ区間も小節線に合わせるように短くしておきましょう。

MIDIレコーディング

アレンジメントビューの場合

アレンジメントビューでレコーディングを開始するには、「Monitor」のところを「Auto」にし、鳴らした音が聴けるようしておきます。そして右上の録音アーム(準備)ボタンを押します。

録音
次へ

続いて、録音を開始したい小節に再生ヘッド(再生するときに動く縦線)を持っていきます。トラックレーン上をクリックすると、クリックしたところに移動します。

再生ヘッド
いくた
いくた

最初の1〜2は空白にしておくことがよくあるので、ここでは「2小節目」を起点に録音していきます

次へ

録音を開始するには上部の録音ボタン⚫︎を押します。

録音ボタン
次へ

そうすると録音が開始し、自動的にクリップが作成され、そこにデータが入力されます。

録音
次へ

上部の停止ボタン◼️を押すと録音が止まり、入力した内容が表示されます。

MIDI録音
クリップが薄くなっている場合

録音すると下図のようにクリップが薄くなっている場合があります。

クリップ

これはバックでセッションビューが有効になっている状態を示しています。

セッションビューとアレンジメントビューは同時再生/録音ができないので、完全にアレンジメントビューに切り替える必要があります。

アレンジメントビューに完全に切り替えるには、画面上部に切り替えボタンがありますので、そちらをクリックします。

アレンジメントビュー