Ableton Liveの操作画面をざっくり見てみよう

使い方ガイド

DJ ちゃんリヴ
DJ ちゃんリヴ

Liveセット作ってみたけど

う〜ん、何がなんだか…

いくた
いくた

Ableeton Liveの操作画面はちょっと独特なところがあるからね

じゃあ1つずつ説明するね!

Ableton Liveの操作画面は次のようになっています。

Ableton Live操作画面

この画面を大きく分けると次の4つのセクション(青・赤・黄・紫)に分けることができます。

Ableton Live操作画面
  • 青:トップ
  • 赤:ブラウザー
  • 黄:メイン
  • 紫:ボトム

ここではそれぞれのセクションがどんな機能や役割があるのかざっくり見ていきます。

トップ

操作画面のトップ部分は次のようになっています。

トップ

このトップ部分も大きく3つに分けることができます。

【左側】

トップ

左側にあるのは、テンポや拍子、メトロノームなどの設定できるところです。

【中央】

トップ

中央部分にあるのは、再生/停止ボタンや再生位置の確認、ループ区間の設定などができるところです。

その他、録音ボタンや録音区間の設定なども行えるようになっています。

【右側】

トップ

右側ではピアノロールビューなどに使うペンツール機能や、ショートカットキーを別のコマンドに置き換える機能、パソコンの負荷具合を見ることができるメーターがあります。

いくた
いくた

トップ部分はプロジェクト全体に関わるところって感じかな

ブラウザー

画面左側には「ブラウザー」があります。

ブラウザー

ブラウザーでは、Ableton Live内やパソコン内のすべてのファイルにアクセスできます。

作品で使いたい音源(バーチャル楽器)やループ素材はここから探しますので、本格的な作曲はこのブラウザーから始まると行っても過言ではありません。

いくた
いくた

ブラウザーはいわば、Ableton Liveの“頭脳”ともいうべきところ

ブラウザーについて詳しくは下記をご覧ください。

メイン

メイン画面にプロジェクトの内容が表示されます。

Ableton Liveではプロジェクトの表示方法として、「セッションビュー」と「アレンジメントビュー」の2つが用意されています。

セッションビュー
※セッションビュー
アレンジビュー
※アレンジメントビュー

セッションビューではスロットにループ素材を格納していき、自由に組み合わせて鳴らしながら作曲していきます。

アレンジメントビューはタイムライン(時間軸)上に音のデータを入力していくモードで、他のDAWでもよく見られる形です。

いくた
いくた

感性や即興性ならセッションビュー

緻密に作り上げるならアレンジメントビューってとこかな

ボトム

ボトムではデータの内容を詳細に見ることができるところで、「クリップビュー」と「デバイスビュー」があります。

「クリップビュー」では、MIDIデータならMIDIノートエディタ(ピアノロール)、オーディオデータ(録音素材など)では波形が表示されます。

MIDIクリップ
※MIDIデータ
オーディオクリップ
※オーディオデータ

一方、「デバイスビュー」ではAbleton Live付属の音源(バーチャル楽器)やエフェクト(音を加工するソフト)の内容が表示され、細かい調整もここでできるようになっています。

音源
※音源(ドラム音源)の場合
エフェクト
※エフェクト(イコライザ)の場合
いくた
いくた

細かい内容の調整はすべてボトムで行うって思ってもらって大丈夫


ちなみに、「クリップビュー」と「デバイスビュー」の切り替えは画面左下のところから可能です。

ビュー切り替え

それぞれの小画面をクリックすると、ビューが切り替わります。

クリップビュー
※クリップビュー表示
デバイスビュー
※デバイスビュー表示

セカンドウィンドウも可能

Ableton Liveではメイン画面とボトム画面を別ウィンドウ(セカンドウィンドウ)で表示することが可能になっています。

セカンドウィンドウの表示方法は、「表示」メニューから「セカンドウィンドウ」を選択します。

セカンドウィンドウ

これにより、MIDIノートエディタだけ個別に大きく表示させたり、セッションビューとアレンジメントビューを同時に表示させるといったことが可能になります。

セカンドウィンドウ
※MIDIノートエディタを分離させた状態
セカンドウィンドウ
※アレンジメントビューとセッションビューを同時に表示した場合
いくた
いくた

デュアルディスプレイ環境で、次のように画面をメインとセカンドで分ければ効率的に作業できるかも!

デュアルディスプレイ